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iPhone水没修理について
iPhoneやスマホのトラブルになる前に確認してほしいこと5選!!~水没編~
[2020.10.08]
カテゴリー:iPhone水没修理について
海や川へお出掛けすることがなくても、日常の中でiPhoneを水没させてしまうという場面は意外と多いものです。雨が強い日などは濡れた手で触ったり、濡れた衣服で拭いたりポケットに仕舞ったり、水溜まりへ落下なんて事故もあるかもしれませんね。今回はもしも水没してしまった際にぜひ気を付けて欲しいことをご紹介致します。精密機械全般に言えることかもしれませんので、豆知識的に覚えておいていただければと思います。
可能な限りすぐに電源オフ
水没してしまった際に危惧されることは、まず機体が二度と使えなくなってしまうのではないかということでしょうか。水気が機体内に完全に入り込んでしまったために基板がショートしてしまうと絶望的です。そのリスクをなるべく減らすため、電気を早めに断ち切ることが有効です。
充電もしない
もしかしたら充電したら画面がつくのではっ!?と考えてしまうかもしれませんが、充電口にケーブルを差しこむことで端子がショートしたり基板にダメージを与える可能性があります。上と同様に機体に電流が流れることで破損のリスクに繋がるので、置き型の充電器であっても同様に充電を控える必要があります。
充電口拭いてバックアップ
水没時に危惧されることの二つ目としては、機体の中のデータを失ってしまうことでしょうか。機体は買い替えが効くが、データは二度と戻らないため、是が非でもデータは取り出さなければという方もいらっしゃるかもしれません。上記の二つに反するため、データは諦めてもいいという場合はスルーしてください。水没後でもまだ操作が可能なら急いでバックアップを取ってください。理想としてはiCloudなどでの無線でのバックアップがリスクを最小限に抑えられますが、バッテリーが足りなそうという場合や、空き容量が足りずパソコンへのバックアップをしたいという場合は、念のため乾いたティッシュなどでケーブル差込口を拭き取ってからお繋ぎください。バックアップ中にiPhoneが水没やショートでシャットダウンしてしまう可能性も十分に考えられるので、こればかりは運任せになってしまうところです。
振ったり熱を加えたりしない
泳いだ後に頭を振ってトントンと叩くことで、耳に入った水を出す経験は多くの人があるかと思います。しかしiPhoneやスマートフォンも振ってトントンしても中の水分はうまく出てくることはまれかと思います。水を出すどころか場合によっては危険な部分に水を浸してしまう可能性も考えられるため、激しく動かすことはやめておきましょう。また、ついドライヤーで乾かそうと考える場合もあるかもしれませんが、機体はほぼ密閉されていて風はなかなか入らない上に、入っても振ったとき同様に別の場所に水が飛んでしまう可能性があります。さらに高温の熱にもあまり強くないため、本来故障してなかった部分が使えなくなってしまう可能性もあります。また、iPhoneの心臓部とも言える基板は背面側についていますので、少しでも基板から水を離すため、動かさない間は画面を下にしておくことをお勧め致します。
できるだけ早い水没処理
水没してしまった場合の最大の処置はなるべく早く内部の水を完全に乾かすことにあります。フロントパネルを外すだけではなく、場合によっては細かい部品や基板を取り外し、洗浄、乾燥をさせる必要もあります。「画面交換くらいなら自分でやったことがある」という方は一度機体を開くだけでもかなりの水没対策にはなります。ただ、画面修理を経験した機種とお使いの機種が違う場合は、配線を切ってしまい後々余計に修理費が必要になるといったことも有り得ますので、特に注意が必要です。
最後に
当店の水没処理ではとにかく繊細な部品を細かくバラして乾燥させることが重要です。そのため乾燥するための時間を長く頂戴することになるため、当日中のお返しが難しい場合があります。部品の交換によって使えるようになることもあるため、必要に応じてご相談させて頂いております。とにかく早い処理が明暗を分けます。スマホスピタル埼玉川越店のお近くにいらっしゃらないという場合はぜひお近くの修理店にて早めの処理を受けるようお願いいたします。